お気に召すまま、、、、

ガチが縦横無尽に書け回る、寄り道、脇道、荒ぶる道。人生の道、あらゆる感情や記憶を記録する。それが、明日を謳歌する種となる。人の心に咲き誇る永遠の花となる……ために。

復活か示すか

『今日は闘わない。次は大田区総合体育館だ。』家の中での会話の一部です。
何の会話かと申し上げますと、プロレスです。

新日本プロレスが、毎年夏に行う『G1クライマックス』。季節は秋開催ですが、
家庭の中でも星取用の紙が用意され張り出されている状況です。

初戦大阪二連戦。全19大会の始まりを告げるコングが鳴りました。
その始まりの試合、『Aブロック公式戦 飯伏幸太vs高橋裕二郎』が
私の初戦のベストバウトです。

今大会では、同世代対決や同門対決、黄金カード、因縁の闘い、初対決が盛りだくさんではありますが、今大会のキーワードは、『復活と示す』であると私は思います。
レインメイカーとして復活を誓うオカダカズチカ選手。
東京ドームのメインイベントに立つために復活を目指す内藤哲也選手。
USヘビー級のベルトを持って4度目のG1を制して復活したい棚橋弘至選手。
欠場からの史上初3連覇を優勝して復活を見せたい飯伏幸太選手。
昨年の準優勝を今年は優勝への復活に変えたいSANADA選手。
感染から王者として3人目のG1を制してこそ真の復活と言える鷹木信悟選手。
このG1を『きっかけ』にするのだという意気込みを感じます。

一方で…
タッグ屋としてシングルでも個人としてでも結果を残すと誓ったタイチ選手、ザックセイバーjr選手。
己の力を見せてこそ、今の新日本のリングを変えることが出来ると言い放つグレート-o-カーン選手、ジェフコブ選手。
KOPWを持って暴れると言う矢野通選手。
クソだった数年間の環境を再び変えると高橋裕二郎選手。
G1を獲ってベルトを変えると言うEVIL選手。
平常心いつも通りで戦う石井智宏選手。
2度目のG1を獲ると後藤洋央紀選手。
印象に残る試合をすると言っていたYOSHI-HASHI選手。
目指してきた大舞台で活躍すると言ったチェーズオーエンズ選手。
今回はタッグではなくシングルでも結果を残すタマトンガ選手。タンガロア選手。
KENTA選手はちょっと分かりませんでしたが…
このG1を己を『示す』ために闘うと言う選手もいるのです。

そして、運命の初戦。
飯伏選手、まさかの敗北。
内藤選手、負けからの全リーグ戦欠場へ。
タイチ選手、タッグ屋としての初戦白星獲得。
オカダ選手、残り24秒からの勝利でレインメーカー復活宣言。

色々なことがありましたが、プロレスはどこかで繋がっています。
いつかの試合でファンが忘れていた一つの敗北が、ベルトへの挑戦や逆転の狼煙になることだってあるのです。
特にG1は因縁作りの場であります。王者が負ければタイトル挑戦は確実に見えてきます。
だからこそ勝たなくてはいけない。負けてはいけないのです。
その起爆剤として選手はリングの下でも声を挙げて言葉を言うのです。
有言実行、無言実行。何のために闘うのか。善か悪か。
どちらが正しいのかはファンに投げかけているものです。